歯がボロボロ…歯周病と虫歯で崩れていく口の中のリアル
2025年05月28日
◆気づいたときには遅い? ボロボロになっていく過程 歯の健康は、気づかないうちに少しずつ悪化していくことが多いです。 例えば、虫歯は初めのうちほとんど痛みを感じませんが、放置しておくと徐々に深くなり、 最終的には歯の神経に到達して強い痛みを引き起こします。 さらに、歯周病も初期段階では歯茎のわずかな腫れや出血くらいしか感じませんが、 進行すると歯を支える骨が溶け、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうこともあります。 こうした問題は早期に治療すれば予防できますが、痛みが出るまで気が付かない、 または放置してしまう人が多いのが現実です。 定期的に歯科でチェックしてもらうことと、毎日の歯磨きを丁寧に行うことが、 健康な歯を守る鍵となります。
◆見た目・噛みづらさ・口臭…日常生活に出る影響 歯周病や虫歯を放置すると、歯を失うだけでなく、全身の健康にも影響を与えることがあります。 歯周病が進行すると食事がうまく取れなくなり、栄養不足や免疫力低下の原因に。 さらに、歯周病の炎症が全身に広がり、心臓病や糖尿病などのリスクを高めることもわかっています。 特に、高齢者や妊婦さんは、免疫力の低下やホルモンの影響で歯周病が進行しやすいため注意が必要です。 高齢者は心臓病や糖尿病の悪化、妊婦さんは早産や低体重児のリスクが高くなります。 定期的な歯科検診と毎日のケアで、こうしたリスクを減らすことが大切です。 歯の健康を守ることは、全身の健康を守る第一歩となります。
◆放置し続けた先にあるもの 虫歯や歯周病を放置すると、最終的には歯を失うリスクが高まります。 歯周病は初期の段階では痛みを感じにくいため、症状を見過ごしてしまいがちですが、 病状が進行すると歯槽骨が溶け、歯茎が下がり、歯が長く見えるようになります。 進行がさらに進むと、歯がぐらつき、硬いものを噛むことができなくなり、最終的には抜歯を余儀なくされるでしょう。 これにより、噛み合わせが崩れて他の歯や顎関節に負担がかかり、新たな問題が生じることもあります。 また、歯周病の進行は口臭や見た目に影響を与え、対人関係にも支障をきたすほか、 歯周病の原因菌が全身に影響を及ぼし、心臓疾患や認知症などのリスクも増幅させます。 早期の治療でこうしたリスクを防ぐことが、全体的な健康を守るためにも重要です。
◆まとめ 虫歯や歯周病をそのままにしておくと、歯だけでなく全身にも悪影響が出てしまいます。 進行する前に、少しでも気になることがあれば、早めに歯科で相談してみましょう。 健康な歯を守るためには、定期的なチェックと日々のケアがとても大切です。